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昨日は、たまたまテレビのチャンネルをコロコロ変えていたら、あれ?すっげ〜日本らしき映像が出て来た。しかも、選挙のキャンペーン。何だろう?って見ていたら、CBCで、世界各国のドキュメンタリーシリーズ、"Why Democracy?"(なぜ民主主義?)というシリーズの中で、この日本の「選挙」というものを放映していた。 http://www.cbc.ca/documentaries/whydemocracy/index.html
2005年にあった川崎市議会に補欠選挙で、しかも自民党公認で立候補した山内和彦さんのドキュメンタリーだ。さすがに名前はこの映画の中でも連呼されていたので、覚えてしまった。名前を覚えるのには、この連呼作戦はもっともなのかもしれない。
いやあ、全く選挙活動なんて中から見ることがないので、面白かったし、こうやって政治のシステムに呑み込まれていくのかって客観的に見れた。それに、カナダだと、あの選挙カーの活動ってないから、WはOld Schoolだねって言っていた。確かに、こっちでやっていたら、きっと騒音迷惑でバッシングされそ〜だね。
また、面白いのは、今まで全く政治とは無縁で、切手とコインを売っていた山内さん、40歳。そんな彼が政治家?だけどやはり東大出っていうのは、政治にはまだ効くらしいね。奥さんは会社員らしく、共稼ぎのDINXだ。だけど、結構普通の家庭のような人で、若手の人が政治家になってくれた方がもっと日本社会はいい方に進む気がするけど、この政治の組織の中に入ったら、変わざるを得ないのかなとも思えた。だけど、自民党の後援会っていうのは、やはり権力がある訳ね〜。特に彼の場合、素人政治家だった訳だから、細かい所までに注意が入る。もっともっていうこともあるけど、こうやって気のいい感じの山内さんも、出る杭は打たれるってのかな〜、こうやって決まりきった型のようなものにはめられて政治家になるのかな。
いや、この山内さんの奥さんはとっても不服そうだったけど、政治の世界では「妻」ではなく、「家内」らしい。友人同士で話していた時は、「妻」っていう方が平等な響きでいいよねな〜んて、友人も言ってたけど、お決まりでは「家内」が常識らしい。「家内」って文字通り、観念的も今の時代とはかけ離れていると思うし、響きが私はとっても好きではない。しかも、あくまでも、夫に所属したって考えが好きじゃないね。新しく改革なんて言っている割には、全然こんな古いしきたりのようなものは、柔軟に変える様子は全くない。
印象的だったことがいくつかある。一つは、老人スポーツ大会?みたいな所に、選挙活動でいく。すっごい見え見えな活動だけどね。ここで、みんなラジオ体操をしている。何とも言えない不思議な光景。(いや〜、ラジオ体操って私の小さい頃は夏休み毎日朝行かないといけなかったけど、この体操と音楽ってよく考えると異様よね。)
もう一つは、不満を募らせた奥さんと山内さんの車でのやりとり。奥さんは有給を取って、選挙活動を手伝ってきた。そんな中で、選挙に通ったら、恩返しに仕事辞めたらって、後援会の人に言われたそうだ。それに対して、堪忍の緒がきれちゃったようだ。彼女が不満に思って言っているは、私にはとっても納得できた。特に、川崎市宮前区のような住宅地が多く、DINXの多い家庭(彼女によると)を助けるためには、幼稚園の待機児童の対策、3人目に対する援助を出すなど少子化から抜け、こういった共働きの家庭を援助する方向を掲げている割には、彼女に仕事を辞めろって、かなり矛盾しているよね。選挙に落ちてしまえば、後援会は助けないだろうし、彼等は一文無し。結局金持ちだから、そんなことが言えるって。総理大臣になったら、仕事辞めますっていってやろうかと思ったって。最後の当選後の奥さんの顔も印象的だけど、あんまり嬉しそうな顔には思えない。
結局、改革、改革という名目をうっているわりには、全然、中層、下層階級のことなんて考えていないし、改革って一体どんな改革、誰のための改革と疑りたくなる。民主主義?誰のための、民主主義なんだってってね。これは日本だけではなく、たくさんの国々でそうだ。
あとは、この選挙活動見ていて、具体的どんな政策を彼がするのかっていうのは、少しだけ出て来ただけだ。インタビューの時に言っていた、子育て援助など。一体その後はどこで分かるの?ウェブサイト?パンフレット?確かに名前と党名の連呼は必要なのかもしれないけど、一体何をしてくれるのか具体的ではない。彼には限らずほとんどの政治家だけど。最近は遠ざかっているからよく分からないけども、あまり昔から変わったふしはない。カナダは選挙活動と言っても、やはり道ばたで演説ってことはあるかもしれないし、テレビで政治活動宣言、そして質疑や討論の場面を見ることができるから、一応その政治家がどんなことを考えているのかまだ分かる気がするけど。日本だと、夜中にしている田原総一朗の政治の論争ぐらい?だけど、夜中にするのはいいけど、早い時間にもしないとみんな見ない気がするけどね。きっと政治に対する関心、また政治家に対する期待は薄で、見ても見なくても関係ないって思っている人も多いのかもしれないけど。
だけど、本来なら、この人の良さそうな山内さんには頑張ってもらえたらいいかなと思うけど、この官僚のシステムに呑み込まれてしまったら、変わってしまうのかも。ドキュメンタリーはとっても面白かったですよ。よかったら、見てみて下さい。ちなみに、この山内さんのブログ、ドキュメンタリーのインタビューは、こちら
http://senkyo-yama.seesaa.net/
http://www.cinematopics.com/cinema/topics/topics.php?number=1024
たまたま、このシリーズの中国の子供たちのドキュメンタリーも見たし、このシリーズはまだ続くようなので、また書きする。では
2005年にあった川崎市議会に補欠選挙で、しかも自民党公認で立候補した山内和彦さんのドキュメンタリーだ。さすがに名前はこの映画の中でも連呼されていたので、覚えてしまった。名前を覚えるのには、この連呼作戦はもっともなのかもしれない。
いやあ、全く選挙活動なんて中から見ることがないので、面白かったし、こうやって政治のシステムに呑み込まれていくのかって客観的に見れた。それに、カナダだと、あの選挙カーの活動ってないから、WはOld Schoolだねって言っていた。確かに、こっちでやっていたら、きっと騒音迷惑でバッシングされそ〜だね。
また、面白いのは、今まで全く政治とは無縁で、切手とコインを売っていた山内さん、40歳。そんな彼が政治家?だけどやはり東大出っていうのは、政治にはまだ効くらしいね。奥さんは会社員らしく、共稼ぎのDINXだ。だけど、結構普通の家庭のような人で、若手の人が政治家になってくれた方がもっと日本社会はいい方に進む気がするけど、この政治の組織の中に入ったら、変わざるを得ないのかなとも思えた。だけど、自民党の後援会っていうのは、やはり権力がある訳ね〜。特に彼の場合、素人政治家だった訳だから、細かい所までに注意が入る。もっともっていうこともあるけど、こうやって気のいい感じの山内さんも、出る杭は打たれるってのかな〜、こうやって決まりきった型のようなものにはめられて政治家になるのかな。
いや、この山内さんの奥さんはとっても不服そうだったけど、政治の世界では「妻」ではなく、「家内」らしい。友人同士で話していた時は、「妻」っていう方が平等な響きでいいよねな〜んて、友人も言ってたけど、お決まりでは「家内」が常識らしい。「家内」って文字通り、観念的も今の時代とはかけ離れていると思うし、響きが私はとっても好きではない。しかも、あくまでも、夫に所属したって考えが好きじゃないね。新しく改革なんて言っている割には、全然こんな古いしきたりのようなものは、柔軟に変える様子は全くない。
印象的だったことがいくつかある。一つは、老人スポーツ大会?みたいな所に、選挙活動でいく。すっごい見え見えな活動だけどね。ここで、みんなラジオ体操をしている。何とも言えない不思議な光景。(いや〜、ラジオ体操って私の小さい頃は夏休み毎日朝行かないといけなかったけど、この体操と音楽ってよく考えると異様よね。)
もう一つは、不満を募らせた奥さんと山内さんの車でのやりとり。奥さんは有給を取って、選挙活動を手伝ってきた。そんな中で、選挙に通ったら、恩返しに仕事辞めたらって、後援会の人に言われたそうだ。それに対して、堪忍の緒がきれちゃったようだ。彼女が不満に思って言っているは、私にはとっても納得できた。特に、川崎市宮前区のような住宅地が多く、DINXの多い家庭(彼女によると)を助けるためには、幼稚園の待機児童の対策、3人目に対する援助を出すなど少子化から抜け、こういった共働きの家庭を援助する方向を掲げている割には、彼女に仕事を辞めろって、かなり矛盾しているよね。選挙に落ちてしまえば、後援会は助けないだろうし、彼等は一文無し。結局金持ちだから、そんなことが言えるって。総理大臣になったら、仕事辞めますっていってやろうかと思ったって。最後の当選後の奥さんの顔も印象的だけど、あんまり嬉しそうな顔には思えない。
結局、改革、改革という名目をうっているわりには、全然、中層、下層階級のことなんて考えていないし、改革って一体どんな改革、誰のための改革と疑りたくなる。民主主義?誰のための、民主主義なんだってってね。これは日本だけではなく、たくさんの国々でそうだ。
あとは、この選挙活動見ていて、具体的どんな政策を彼がするのかっていうのは、少しだけ出て来ただけだ。インタビューの時に言っていた、子育て援助など。一体その後はどこで分かるの?ウェブサイト?パンフレット?確かに名前と党名の連呼は必要なのかもしれないけど、一体何をしてくれるのか具体的ではない。彼には限らずほとんどの政治家だけど。最近は遠ざかっているからよく分からないけども、あまり昔から変わったふしはない。カナダは選挙活動と言っても、やはり道ばたで演説ってことはあるかもしれないし、テレビで政治活動宣言、そして質疑や討論の場面を見ることができるから、一応その政治家がどんなことを考えているのかまだ分かる気がするけど。日本だと、夜中にしている田原総一朗の政治の論争ぐらい?だけど、夜中にするのはいいけど、早い時間にもしないとみんな見ない気がするけどね。きっと政治に対する関心、また政治家に対する期待は薄で、見ても見なくても関係ないって思っている人も多いのかもしれないけど。
だけど、本来なら、この人の良さそうな山内さんには頑張ってもらえたらいいかなと思うけど、この官僚のシステムに呑み込まれてしまったら、変わってしまうのかも。ドキュメンタリーはとっても面白かったですよ。よかったら、見てみて下さい。ちなみに、この山内さんのブログ、ドキュメンタリーのインタビューは、こちら
http://senkyo-yama.seesaa.net/
http://www.cinematopics.com/cinema/topics/topics.php?number=1024
たまたま、このシリーズの中国の子供たちのドキュメンタリーも見たし、このシリーズはまだ続くようなので、また書きする。では
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タイムリー
昨日、沢山の政治家と親睦のある知り合いと会って話をしてきたばっかりで、この政治話は超タイムリーです。私にとって、政治家の世界って言葉悪いけど汚い世界だな、って印象が強いです。強いもの・権力がある者が生き残れる世界だし、その中にいたんじゃ庶民の考えとかわからなくなるし、一度自分がその世界に足を踏み入れたら、汚くならざるをえないのでは?、と思いましたねぇ。知り合いに、政治家ってやくざみたいな世界だね、って言ったらそれ以上怖い世界だよ、って言われた・・・。恐ろしいっす。
Re:タイムリー
そうなんだあ。そのお友達も将来政治家を目指しているのかなあ?
多分、汚い世界って考えている人は多いと思うよ。
>強いもの・権力がある者が生き残れる世界だし、その中にいたんじゃ庶民の考えとかわからなくなるし、一度自分がその世界に足を踏み入れたら、汚くならざるをえないのでは?、と思いましたねぇ。
そうなんだろうな。実際よい志を持って、政治家になろうと思った人も、分かんなくなっちゃうのかそうざるを得ないのかな、政界で生きて行くのにはって感じかな?この腐敗したシステム自体変わらないときっと政治家も変わらないだろうね。う〜ん、よっぽどなことがあって、みんながみんなデモしてデモをしてっていう感じで市民が動かないと変わらないよね。だけど、そんな危機感がある訳でもなく、自分の生活の方が忙しいもんね。それは、他人事ではないからね。
>知り合いに、政治家ってやくざみたいな世界だね、って言ったらそれ以上怖い世界だよ、って言われた・・・。恐ろしいっす。
なるほどね。いや〜、それじゃあ、よくなんないよね。
多分、汚い世界って考えている人は多いと思うよ。
>強いもの・権力がある者が生き残れる世界だし、その中にいたんじゃ庶民の考えとかわからなくなるし、一度自分がその世界に足を踏み入れたら、汚くならざるをえないのでは?、と思いましたねぇ。
そうなんだろうな。実際よい志を持って、政治家になろうと思った人も、分かんなくなっちゃうのかそうざるを得ないのかな、政界で生きて行くのにはって感じかな?この腐敗したシステム自体変わらないときっと政治家も変わらないだろうね。う〜ん、よっぽどなことがあって、みんながみんなデモしてデモをしてっていう感じで市民が動かないと変わらないよね。だけど、そんな危機感がある訳でもなく、自分の生活の方が忙しいもんね。それは、他人事ではないからね。
>知り合いに、政治家ってやくざみたいな世界だね、って言ったらそれ以上怖い世界だよ、って言われた・・・。恐ろしいっす。
なるほどね。いや〜、それじゃあ、よくなんないよね。
RE:
こんばんは。読みました。
ある一人の政治家の話なんですね。民主主義なんてすごい曖昧な言葉をタイトルにするドキュメンタリー番組ってどんなんだろう?って(よくあるけどね)思ったら、その民主主義の中で活躍(?)する、一人の政治家、っていう感じ?
若い政治家が出てきて、型にはめられ、選挙の場で市民に選ばれる。でも結局どれを選んでも同じようなもの、これが日本の民主主義でしょうか?
でも、パワーブローカーっていうのは本質的に保守的だからね・・・変わらないだろうね。若い改革重視の政治家、生き残れないんだろうなあ。
ある一人の政治家の話なんですね。民主主義なんてすごい曖昧な言葉をタイトルにするドキュメンタリー番組ってどんなんだろう?って(よくあるけどね)思ったら、その民主主義の中で活躍(?)する、一人の政治家、っていう感じ?
若い政治家が出てきて、型にはめられ、選挙の場で市民に選ばれる。でも結局どれを選んでも同じようなもの、これが日本の民主主義でしょうか?
でも、パワーブローカーっていうのは本質的に保守的だからね・・・変わらないだろうね。若い改革重視の政治家、生き残れないんだろうなあ。
Re:RE:いつもマメにブログ読んでくれて、ありがとう!
そうですね。一人に絞った感じですね。だけど、また今度かこうと思っているのが、リベリアの女性大統領の話。彼女はすごい!
>若い政治家が出てきて、型にはめられ、選挙の場で市民に選ばれる。でも結局どれを選んでも同じようなもの、これが日本の民主主義でしょうか?
ね〜、体質が根本的に変わらないよね、システムと人が一掃されないと・・・
>でも、パワーブローカーっていうのは本質的に保守的だからね・・・変わらないだろうね。若い改革重視の政治家、生き残れないんだろうなあ。
残念なことですね。押しつぶされちゃうんですよね。はあ・・・
>若い政治家が出てきて、型にはめられ、選挙の場で市民に選ばれる。でも結局どれを選んでも同じようなもの、これが日本の民主主義でしょうか?
ね〜、体質が根本的に変わらないよね、システムと人が一掃されないと・・・
>でも、パワーブローカーっていうのは本質的に保守的だからね・・・変わらないだろうね。若い改革重視の政治家、生き残れないんだろうなあ。
残念なことですね。押しつぶされちゃうんですよね。はあ・・・
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20代前半にカナダに移住、はや11年目を迎え、まだまだ風来坊です。大学院留学、英語講師の経験を経て、また30半ばにして学生生活へと戻るべく準備を進めています。5月に初マラソン完走!更に走り続ける。。。
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