St. Louis Marathon 2010 （かなり後で振り返って）

マラソンを走ってもう一ヶ月以上経ってしまいましたが、ちょっと反省も兼ねて振り返ってみようかなと思います。

４月１１日の日曜日。朝７時にスタート。多分、気温は１６度ぐらい。いつもなら、何か着ていないと肌寒いレース。最初から短パンにノースリーブシャツでも全然平気な感じで、気持ちがいい。スタートは初ハーフマラソンの友人と並ぶ。彼氏はいつものように応援隊。セントルイスマラソンは、１万７千人の参加者と小規模。だけど、１万２千人がハーフで、５千人がマラソン。（今年が最大らしい）なので、ハーフとマラソンランナーは一緒に走る。

ダウンタウンのアーチに向かってのスタートライン出発。今回は全くと言っていいほど練習できていないので、ほとんどぶっつけ本番という感じ。特にロングランが走れていない。なので、期待はせず、ゆっくりめにといい聞かせる。特にハーフの人と一緒だとスピードが違う。ダウンタウンをぐるりと、あのバドワイザーのビールで有名なアンハイザーブッシュスタジアムやビールの工場前を通る。ダウンタウンは普段なら寂れていて、あまり普段なら行きたくない場所だが、この日ばかりはランナーでいっぱいで全然平気だ。ペースはキロ５分２０、３０秒ぐらい。速くないけど、こんなもんか。まだ体が眠いし、先が長い。まあ、ここはマイル表示です。しかも小さい割にはちゃんととけりがマイルごとに設置してある。セントルイスのコースはちょこちょこと坂のアップダウンがある。まあ、退屈はしないけど、最後のあたりはこれが堪えるね。

まだまだ心地よい天気だが、だんだん暑くなってきた。暑くなる前に終わって欲しい。１０キロ地点５４分弱。いつもより遅いけど、仕方がない。だんだんダウンタウンから遠ざかってくるが、１６キロ地点ぐらいでハーフの人が折り返していく。マラソンのゼッケンをした人もハーフの中に混ざっていて、なに？？？混乱してきたが、分かれ目で、マラソンの人を誘導している人がいた。あ、よかった。しかし、気温は８時ぐらいには華氏６８度（２０度）ぐらいになっていた。ここから、一気に人が減った。何だか一人旅じゃないけど、コースはすかすか。応援もマチマチ。いつも練習するフォレストパークにやって来る。うわあ、のどかやなあ。見ながら、ピクニックしているよお。だけど、気分的には、全然よくない。まだハーフも行ってないのか。。。こりゃあ、長丁場になりそうな予感。。。しかも、こういう時に限って上り坂。普段なら、この時点ではそんなに苦にもならないが。。。気分を直す為にもジェルを食べる。うわ、やっぱあまっ。。。ようやくハーフに来る。１時間５５分。遅いが、もう時間は知らねえ。。。

そして、いつも自分が通う大学にやってきた。ここもいつものゆるやかな上り坂。だけど、結構長い。だんだん応援も増え、少しは元気が出てきたが、やっぱり、暑いなあ。自分の体は汗で出た塩でざらざら。。。あ、シャワーがあるよ。ちょっと浴びておこう。

クレイトンというメトロの駅が近いあたりで、だいぶ元気が出てきた。これって２５キロ過ぎ。マジ？ちょっと元気出てきたんちゃうん？気分のいい時には行くしかない。こりゃー、ビルドアップするしかないと少しペースがあがってきたことをいいことに調子にのったのがよくなかったかなあ。といっても、思ったよりはペースが遅かったけど。また大学の反対側の近くに帰ってくる。ここでは、いくつか結構なアップダウンの坂があったけど、元気な分だけ、まだ大丈夫。３０キロ２時間４２分ぐらい。少しはあがってきた。後はカウントダウン。だんだん、アーチが見える方向に帰ってきた。３５キロは３時間８分。このままで行けば、３時間４３分ぐらいではいける？と思ったのが大間違い。

大学の医学部キャンパスの辺りを過ぎ始めた辺で、自分の中では暑さがピーク。。。トンネルの影に入ると救われた。もう既にほとんど自分のウォーターベルトの水を飲んでしまった。まずい。。。ここは、２マイルごとに給水だ。２キロならまだしも。。。まずいなあ、足も動かないけど、体が何だかいうこときかない。ここから、みるみるペースが落ちてきた。やっぱり練習不足なのに、さっき無理しすぎちゃったかなあ。あともう少しだというのに、気が遠い。まさしく、これが壁に当たるというのだろうか、走るというのか、足を動かしているのがやっとっていう感じ。やっと給水所。ゲータレードを飲んで、水も取って体にかける。やっぱり自分は暑さに弱いのか。。。追い打ちをかけるように上り坂。マジ　足がおかしいし、このまま行くと、エネルギーが無くなりそう。。。歩いた。。。もう仕方がない。ゴールに辿りつけのかなあ、自分。。。エネルギー温存しよう。と思っていたら、友人の彼氏がなんと前を駆け抜けていって、止まったり走ったりしている。彼も苦しいんだ。思い切って声をかけた、一緒に走ろうとしてくれたけど、走っているのか歩いているのか分からないペースの自分を巻き添えにしたくなかったので、「先に行っていいよ」と言った。その後も何度か彼の後ろ姿を見たので、みんな同じ何だなと思った。さっき抜いていった人にもたくさん抜かれ、悲しかったけど、ゴールするしかない。。。最後はやっぱり苦しい顔をしていたのか、名前を呼んでくれて応援してくれた。あ、柵が出てきた。これはもしかして、ゴールが近づいてきたのか。。。あともう少しだ。と思っていると、ハーフを走った友達がはっきりと自分の名前を呼ぶ声がした。というのも、自分の名前を正確に呼ぶ人はいないから。。。柵の中で一緒に走っているのが見えた。不思議だ。スピードが思ったよりあがった。角を曲がって見えた、ゴールが！！！やったあ　時間は３時間５８分５９秒。自分の中では、一番遅い記録だけど、何とかサブ４。何とも浮き沈みの激しいレースだったのか。まあ、暑さもそうだけど、練習不足はやはり出る。でも、まあいい、完走できた。自分のできる範囲で、勝負に出たし、だらだら走るよりはよかったのかもしれない。でも、色々あるから、きっとまだマラソン走っている気がするな。

長くなって、失敬。

ちょうど友達に話しかけられた時らしい。。。
http://www.gostlouis.org/