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カナダ・アメリカの生活、ランニング、映画、SF、政治、オタク度何でもあり。続けられたらよし。
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今更ながら、ながらですが、『かもめ食堂』見ました。去年のバンクーバーの映画祭でしていたので、存在は知っていたのですが、ようやく見れました。ですが、昨日の夜は吹雪になるかと思い、帰りがヒヤヒヤでしたが、何とか。。。 

いや〜、やっぱり日本の映画って感じ。会話よりもやはり画像、人の表情に焦点をあてている感じ。だけど、日本料理も、部屋もヘルシンキもとってもきれいに見えて、ちょっと行きたくなりました。しかし、味のある3人の女優。とっても面白かったし、フィンランドも俳優さんも、自然でよかった。何だろう、本当に普通の人という感じで、何かを求めてやってきた3人だが、やはりどこでも悩んでいる人はいるという。(もともとは群ようこが書いていたのね。この3人と群ようこってめちゃ合う気がする。コミカルな面で。監督荻上直子さんって申し訳ないが、知りません。ですが、とってもきれいな画像、よかったです。)

小林聡美の役、サチエという彼女が『かもめ食堂』を経営してて、だけど誰も来ない。一人最初のフィンランドの若い男の子は、日本の文化が好き。それで、ガッチャマンのテーマーソングを教えてほしいと。。。 だけど、彼女は、最初の『誰だ、誰だ〜』からの歌詞が出てこない。。。 そんな中、買い物途中、「ムーミン谷」の本を読んでいるミドリこと、片桐はいりに出会う。それで、彼女はすべて覚えていた。だけど、ほんと、私の年代でもそうだけど、ここからの歌詞が出てこないけど、聞くと「あ〜」っていう感じで、共感をかっているとも思う。しかも、歌わないと思い出せないっていう感じ。。。 かなり笑えた。

片桐はいりがお店を手伝うようになるし、そうしているうちにスーツケースをなくしてしまったまさここと、もたいまさこがやってくる(名前、そのまんまやん。)いや〜、彼女のキャラはとってもいい。そうして、少しずつフィンランド人たちがやってくるようになる。

しかし、日本食の美味しそうだこと トンカツとか唐揚げ、あ〜、シャケの塩焼き、卵焼き、みそ汁に、煮物。特に今こんなもの食べてないな〜。それにおにぎり ちょうど夕方7時からだったので、あまり食べてなくて、ちょうどお腹がぎゅる、ぎゅる言っている頃 多分、前の学生に聞こえてたね〜!うちにかえって、鍋でご飯炊き、もみのりだけど、まぶして食べました。(ちょっとわびしいね〜。)それぐらいしかうちに日本食らしきものがなくて。。。あ、卵焼きつくればよかったのか〜。あ〜、焼き魚定食とか食べたい。

しかし、考えればいろいろあると思うんだけど、日本人の中で、やはり地球のはしっこって感じのところ、全く日本とは違う世界で、日本のしがらみを置いてきて、何も目的なくやってくるって、実際多いと思うんだな〜。すごくわかる気がする。まあ、自分も日本を離れている立場だからね〜。だけど、日本人というアイデンティティはキープ、残っているという感じだね。

私はよく分かんないけど、これだけ離れていると日本人という感覚も薄れてしまう。こうやって、日本語でブログを書くとか、日本語で話すとか、日本文学を勉強をしているとかそれ以外は、日本人という?感じがしない。もちろん、生まれて育った訳だから、アイデンティティ、どういうふうに自分が考えるかという根底は日本文化なんだと思うし、きって切り離せないと思う。別にきる必要もないだろうしね。ただあまり日本人だと言うことにも拘りたくない気がする。10年以上、カナダに住んでいたし、やはりアメリカに来ると、やはりカナダのアイデンティティもある訳で。だから、それ自体を含めて自分というしかない。

だけど、必要不可欠な『食』ね〜。小さい頃から食べているものは、やはり一番自分に合うものとしか考えられない。

この映画おすすめです。一人でいろんなところ笑ってました。http://kamome-shokudo.cocolog-nifty.com/

ただお腹すいている時にみるのは、禁物!

追記:片桐はいり役の、所々にでてくる『ムーミン谷』情報。面白い。実はすきなんじゃんって思わせる。
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昨日の夜、急に映画『IRON MAN』を見ることになった。ダウンタウンまで歩いていって、ぶらぶらしていたらそうなったのだ。

『IRON MAN』と言ってもピンと来ない人が多いと思う。アメリカのMarvelコミックから映画化されたもの。これもスーパーヒーロのお話。コミック自体は、1963年に初版だから、もう45年前に出たもの!最近はコミックものを映画化するのが、ハリウッドでは流行っていると言っても過言ではない。というのも、お金が儲かっている証拠。Marvelコッミクからはおなじみのスパイダーマン、X−MAN、ファンタスティック4、ハルク、トランスフォーマー(これは本元は日本のタカラのおもちゃだったけど)などなど、DCコミックからはスーパーマン、バットマン。リメイクされているものも多い。(見ようと思っている人はここからは映画の内容が出て来るので、読まない方がよいかも。)

『IRON MAN』は、トニー・スタークというお金持ちのスターク・インダストリーという兵器を作っている会社の息子、そして天才の科学者、電子エンジニアが主役。しかも、女たらし。アフガニスタンに兵器のデモに訪れ、そして敵にとらわれ、人質となり、無理矢理兵器を作らされる。そこから、命からがら逃げ出し、そこから彼の人生は変わっていく。そして、IRON MANの誕生・・・ すっごい簡単に言うとこんな感じの話なんだけど。この主役がRobert Downey Jr. そして、会社のパートナーの役がJeff Bridges、スーパー秘書訳が、 Gwyneth Paltrowとなっている。

もともとコミックでは、設定はアフガニスタンではなく、ベトナム戦争だったらしい。北ベトナム側の共産主義に捕えられという設定らしいが、映画は時代に合わせた設定にしたようだ。

配役はとってもよい。やっぱりRobert Downey Jr.の演技は面白い。やっぱりうまいんだよな〜。Jeff Bridgesは実は見た目が違っていて、映画を見ている間は気が付かなかったけど、彼が悪役なんていう所も面白い。さらにアクション、CGのグラフィックはすごい。特にロボットのアーマーを装着して行くところのCGはよい。そう意外と楽しめた。

映画を見ていて、オリジナルのストーリーを知らなかったので、どうなのかっていうことはよく分からなかったんだけど、コミックのストーリーにしてはチージー(野暮いという感じかな)過ぎずよかった。だけど、やはり最初気になったのは、アメリカから考えるとアフガニスタンのタリバン(映画ではタリバンとは言ってないけど・・・分かりやすい)は最強の敵で、悪いヤツという所。アメリカは正義のために、敵をやっつけるじゃ〜、すっごく典型的。(スーパーヒーローもの自体、正義(善)V.S. 敵(悪)という二極化の設定というものがほとんどだが。)だけど、もともとのストーリーの設定はそれに近いものが・・・ まあ、それでもその後でひねりがある。主人公の会社の兵器が敵側で使われており、人質に捕われ、アメリカ兵を殺すための兵器を作られるように命令されるが、彼の考え出した技術で命からがら逃げ出す。それによって、人々を殺す兵器を考え、war monger(戦争主義者)であったことから変わるのだ。そして、知らない所で、自分の会社が敵に兵器を売っていたことにショックを受け、何とか自分なりに変えようとする。それが、IRON MANのアーマーなのだ。**いやいや、アメリカ側が秘密で敵側に兵器を売っていたっていうのは、新しい話ではないが、それだけに批判的で現実味が少しある。アメリカ V.S. アフガニスタン(タリバン)っていう単純な構図でなくて、ちょっとホッとした。これでは、アメリカの政治的プロパガンダ映画と変わらない。考えさせられる場面もあったけど、全体的には楽しめたと思う

書いているうちに、とっても眠くなってきて、支離滅裂になってきて書けそうにない。

もし見る人がいたら、最後の音楽、人の名前が終わるまで待った方がいいです。最後に何かあります。

**実際にあった話としては、アメリカのジェネラルがイラン側に兵器を売っていたというスキャンダル。1986年に発覚。レーガン大統領時代。アメリカの人質を解放するためということ。大統領は知らなかったということだが、本当か・・・ 詳細はIran-Contra Affairで調べてみて下さい。
最近のニュースを見ていたら、黒澤明の映画のリメイクが流行っているらしい。はっきりいってかなり抵抗があるよね。巨匠の映画をわざわざリメイクして、しかも新しいキャストで対抗。どう考えても、お金もうけを考えた映画作りとしか考えられない。12月には「椿三十郎」が三船敏郎の役が織田裕二、仲代達矢の役が豊川悦司となっている。別に織田裕二や豊川悦司に対して、個人的には思う所がないんだけど、やはり三船と仲代の代わりにこの二人なの?っていう感じで拍子抜け。もちろん見てみないとどういうテイクで作られているのか分からないけど、見るまでがきっと大変な気がする。

さらに、「隠し砦の三悪人」は私も好きな映画。面白いし、撮影の仕方や話もあのジョージ・ルーカスをインスパアした作品である。これもリメイクで来年5月に公開らしい。新しいテイクで、山の民に焦点を当てるということだ。この視点は面白いのかもしれない。だが、やはり今大人気の松本潤を使うということにも抵抗ある。(かめさん、ごめんね〜)彼自身はハンサムだと思うし、演じている所さえ見たことがないので、何ともいえないのだが、監督というかプロデューサーの裏の意向が見えるようで嫌だ。売れる映画ができる。樋口真嗣・・・誰?私は知らないが、「日本沈没」でヒットした監督で、どちらかと言えば特撮の得意な監督らしい。エヴァンゲリオンの庵野監督と仲良しで、シンジ役は彼がモデルになっているらしい(これも知らなかったけど・・・)若い監督には、期待したいけど、どうしてリメイクするの?若いからなのか、大胆だよね。黒澤映画に挑戦するなんて〜。

しかも、松潤と長澤まさみ・・・ 黒澤の映画とは設定が違うけど、チージーな恋愛が入りそうだなという懸念・・・ 古い映画には、その当時の技術で作られた独特の味がある。だからこそ、味わいが深い。古い映画にインスピレーションを感じるのは分かるのだけど、リメイクでなく、独自の映画を作ってほしい。特に今の日本映画・・・特に男性映画監督の女性の表象にはがっかりするものが多い。インディーズ系を除いてはね。やっぱりそうなるの?というパターン化された女性像が多い。女性はどうしても最終的には助けられる・・・ 役立たず・・・ いざという時に何もできない・・・ アニメにしても、性的にするのはいいけど、いつもどうしても見えそうな格好しているの?巨大な乳房にとっても細いウエスト。頭が最終的にはゆるいか。逆にすっごいスーパーウーマンで、男性化した女性。ワンパターンで疲れる。もっと他に見方ないの? 溝口、黒澤の方がよほど女性の表象に関しては、リベラルだと思う。繊細な面が受け取れるのだ。小津にしてもだ。

いや〜、映画に限らず、音楽もリメイクが多いよね。アートのダーク・エイジか?リハナがマイケル・ジャクソンの歌を歌っているのも許せない。(彼女自身の問題よりも、プロデューサーだよね。)

あ〜、新鮮な面白い映画があったら、誰か教えてほしい。


2週間ぐらい前に小津安二郎の『麦秋』を見た。1951年の作品である。戦後まもないが、かなり発展した東京の様子が見れて、何だか少し不思議な気がする。ストーリーとしては、一人のOL(当時はそんな言葉ではなかったと思うが・・・)とその中流家族の様子が描かれている。結婚適齢期と思われるその女性を家族は婉曲に結婚を援助するのである。が、最終的には彼女自身が家族に相談せずに勝手に結婚するのを決めてしまうというようなものだ。

ストーリーには、劇的なものがない。だけど、この日常性を描いたのが小津と言われている。前にも確か「東京物語」「早春」「秋刀魚の味」とか見たことがある気がする。こういった作品もどちらかと言えば、家族の日常生活を描いている。その時はあまり何も思わなかったが、意外と『麦秋』では、当時の女性の声を反映しているのではと思った。ある意味、独身のワーキングウーマンが、自分の意志で決めて結婚して行くというのは当時ではまだまだ難しかったに違いない。またこの女性と小姑(義理の姉)の絆が深いというのも面白い。兄妹直接話すよりも、女同士で話す方がよいような設定。普通なら、とっても仲が悪いように描かれている。(だけど、この家族あんまりけんかしないんだよね。ただ甘やかされた子供はめちゃくちゃ叱られる場面がある。)それに、女友達の関係。既婚者、未婚者というふうに分かれていってしまうようなところも描いている。さらに、家族の形態の微妙な変遷を捉えてもいる。特に、父子関係がただ単なる権力のある関係から変わってきつつ面も描き、最終的には核家族へと家族形態が変化しているのもいち早く取り上げている気もする。そして、やはり戦後だけにこんな平和な家族を描けるのも意味があったに違いない。

とっても日常的な所に、意外とリベラルなメッセージが含まれているのかもしれないな。というのが、私の率直な感想。

そう、小津作品をまた見てみようかなとも思ったのも、例の少女マンガのトークに行った時に買った色々なマンガ論評が書いてある中に、小津と「エヴァンゲリオン」の監督の庵野秀明監督の作品の「Love and Pop」(1998 邦題よく分かんない)が両方ともローアングルで撮られていることを話していた。この地面からギリギリのところで撮られるローアングルというのは、日本のイメージ独特の物らしい。小津が確立したものらしいが、この日本のお茶の間、ホームドラマと言えば、このアングルで撮られていることが多いせいかあまり気にしたことがなかった。だけど、Wにとっては、馴れるまでに時間がかかったと言っていた。なるほどね〜。今まで思ったことがなかったが、言われてみると!それも確認したくて小津作品を見てみたかった。そうすると、そのアニメがローアングルで撮られていることもとっても気になり始めた。

それは、さておき、この作品に出ていた俳優たち。日常を演技するってのも意外と微妙で難しいと思う。笠智衆は寅さんシリーズの「男はつらいよ」でおなじみだが(今の世代の人は知らないか・・・)彼も小津の映画にはよく出ている。そして、左が原節子。右が淡島千景。いやあ、何だかこの時代の美女には味がある気がするね(かなりオヤジ入ってるな〜)。原節子はきっとこの役柄よりももっと他の作品の方が演技の味があるのかもしれないが、やはり彼女の美しさには参った。何て言ったらいいのか分からないけど、今の女優にはいないタイプのような気がする。もっと彼女の作品が見てみたいね。淡島千景は年取ってからも時々テレビに出ていたよね。いやあ、かわいらしい。だけど、何だろう、当時の女性としては、芯のある感じ、ちょっと突っ張りがある感じで面白い。もと宝塚出身なだけあって、いろんな演技ができそうだね。余談ですが、あの手塚治虫の「リボンの騎士」のモデルは彼女だと言われていることを初めて知った。そう言われれば、何となく雰囲気があると思う。

この二人が秋田弁でしゃべるシーンがあるんだけど、これが面白い。実際に秋田の人に言わせたら、どうなのか分からないけど、すっごく上手に聞こえる。この為にかなり練習したのかなと思わせる。

ここまで書いて、趣旨は何だったんだろうと自分でも思うが、また小津作品を見るのもいいかなと思い始めた。この時代の作品、溝口、もちろん黒澤もやっぱりよい作品が多い。

ちょっと前だけど、生誕100年のウェブページ
http://www.ozu100.jp/
いつも毎年映画祭は行くようにしている。だけど、忙しいというほどでもないけど、いろんなことが頭を巡り、あれやこれやとしようと思っていると、全然映画祭のフィルムについて調べられていない。忙しい時でも、必ず何本かは見てたのに・・・何だか気分が乗らないのだ。

去年と今年はビクトリアマラソンの時期と重なっていて、余裕がない 今年は去年より忙しくないはずなのに、結局夕方に仕事が入っていたりすると、映画に行けなかったりする。仕事も真面目じゃないけど、探そうとしてるからか、何か疲れる。しかも、いろんな大学に入学願書を出そうと思っているので、心が落ちるかないらしい。

学生のときは30〜40本を映画祭の間に見て、1日3本見たりすると、逆に目が疲れて見たくても、眠くなっちゃったりすることもあった。この映画祭のartsyな雰囲気が結構好きだ。しかも、普段は見れないような映画も見れるし。まあ、もちろん当たり外れはあるけど、こう決まりきったエンディングでないのがいい。だけど、本当の映画好きは、この2週間の間に仕事の休暇を取り、ボランティアとかしながら、目一杯フィルムを楽しんでいる。私はそこまでにはなりきれていないのかもしれないけど。

時間を調整して、やはりせめて1本は見よう!このクリエイティブなエナジーはポジティブさを与えてくれ、クリエイティブになれそうだし。だけど、1本って決めるのが意外と難しいな。なかなか見れそうにないフィルムから選ぶべきだろうな。

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何故か最近、Youtubeで美空ひばりとか、笠置シヅ子とか高峰秀子なんかの古い戦後の歌を聴いている。「アキラ」っていうアニメの中に出てくる古い歌を彼は探していたらしく、暁テル子の「東京シューシャインボーイ」という歌らしい。こっちでも"MASH"というテレビドラマに使われていたとか。で、この時代の音楽を聴いていたら、そう出て来た。だけど、この時代の歌手はやはり歌唱力があるし、時代を物語るものや明るい歌、風刺的な歌なんてあって面白い。だけど、知らないようで、絶対と言っていいほど聞いたことがある歌が多い。「東京ブギウギ」、「銀座のカンカン娘」、「お祭りマンボ」なんていう有名どころは知っているかな?いやあ、美空ひばりって小さい頃から歌っているけど、子供だけど、子供の歌唱力ではないよね。今更だけど、やっぱり歌がうまい。なかなかここまで上手くて、カリスマのある歌手ってやっぱりいない気がする。知らなかったけど、意外にメキシコとかのひばりファンが多いことにびっくり。時代錯誤する感じがするけど、たまに聴いてみるのはよいかもしれない。
 
先週の土曜日の夜、「トランスフォーマー」見ました。同時上映のはずだから、日本でももう上映してますよね。人気があるようで、先週も劇場に行ったにも関わらず断念せざるを得ず、今週も7時台の上映狙いが、10時40分上映のものになってしまいました。普通だったら、気にしないんですが、日曜日の朝はいつもランニングがあるので、見る前にすでに疲れてました。

(中断:今日は花火の日です。今まさに音だけ聞こえてきます。すっかり忘れていました。今日はスペインの花火らしい。人ごみがきらいなので、できるだけたくさん人のいる所は避けますが、反対側のアパートに住んでいると見えるんですけどね・・・残念

トランスフォーマーは、何と言ってもCGや特撮効果はすばらしいです。やはりバジェットのある映画のアクションは違いますね。ただ私はこういうのに慣れていないのか、たくさんアクションがありすぎて、映画が終わった後は頭痛、そして気分が悪くなってしまいました あとは戦っているシーンは、どっちがいい役なのか、悪役なのか分かんなくなることは多々。ストーリーはオッケイ・・・という感じですが、ギーク(オタク)役の彼は本当にギークの少年っていう味が出ていてよかったんではないでしょうか。

ただ、すでに偏見なのですが、監督のマイケル・ベイが私は嫌いなんですね。「アルマゲドン」「パール・ハーバー」の監督と言えば記憶が甦りますか?特に「パール・ハーバー」って今頃って感じの時に上映され(見るのも拒否)、アメリカの陸海空軍から予算もらって映画作っているなというのが、丸見え。今回もあれだけの規模の戦闘機や戦車はやはりアメリカの軍隊から力を借りないと無理ですよね (”endorsement”って言ったらいいのかな)。もちろん、スティーブン・スピルバーグがプロデューサーっていうのも大きいと思うけど。政治的に使われているのが、 やはり嫌ですね。

結論として、私の意見はストーリーはまあまあ。ビジュアルはとっても素晴らしい。バジェットの大きいハリウッドらしいアクションが好きであれば好きでしょう。私的には、まあまあ。ただ、もともと日本のおもちゃだったトランスフォーマー、そしてコミックやアニメでヒットしたもの。そのストーリーに対しての貢献度はあまりなかったですね。ですが、見た人に感想を聞いたら、ほとんどの人が好きだったようです。特にこっちで育った男の人たちね。もし見た人がいたら、感想教えて下さい
日曜日の夜、"Fantastic 4: Rise of the Silver Surfer"を見た。「ファンタスティック4」はシリーズ第2弾。こちらでは、コミックでおなじみだ。知っている人は知っているって感じなんだろうね・・・「シルバー・サーファー」自体も「ファンタスティック4」のコミックに出た後に、人気がでてコミックになったらしい。アメリカのアニメシリーズって、いろいろなコミックからのメイン・キャラクターが一緒にアニメに出て来たりする。日本でいえば、仮面ライダーとウルトラマンが一緒のテレビシリーズに出てくる感じって言ったらいいのだろうか・・・ スーパーマン、バットマン、スーパーガールとかいろんなスーパーヒーロが一緒に出てくる『Justice League』とかね。これもそれ系。シルバー・サーファーは、「X−MEN」にも「スパイダーマン」にも出てくる。別々のコミックのキャラクターが交錯するって言ったらいいんだろう。それもアメリカは2大出版社がコミック、アニメシリーズを牛耳ってたかららしいよ。マーブルと・・・。忘れた

それは、さておきシルバー・サーファーファンには欠かせない映画らしい。というのも、初めて映画化された。やはりCGはすごい。特にこのシルバー・サーファーはかっこよくできている。で、CGのイメージだけではなく、やはり歩くシーンもあるので、人がやっていると思い、Wが調べるとなんとあの『パンの迷宮』って映画の話したの覚えてるかな?これで、羊の角を持ったモンスターみたいなんいたでしょ?(しかも、子どもを殺しちゃうもう一つの目が手にあるモンスターもね。)この人と同じ。いやあ、彼は特殊メイク役専門なのか・・・この特殊メイクをされる間って大変だと思うんだけどなあ。シルバー・サーファーって一体誰って思ったら、ウェブサイト見つけたので、こちらでご覧あれ。
http://www.whoisthesilversurfer.com/jp/

ストーリーもこちらに書いてあるので、敢えて言わないけど、特殊効果はいいし、すっげ〜ハリウッドだけど、脚本は笑える。シルバー・サーファーもそんなにくさく描かれていないので、お薦め しかも、バンクーバー好きの人は、ちょっとだけバンクーバーってのが分かるかな?だけど、コミックと違うのは、もともとギャラクタスって、でっかいロボットって言ったらいいんだろうか?なんだけど、大きな雲になっちゃっている。だけど、まあこの方がよかったのかもねえ。しかし、日本では9月に公開なんだねえ。。。先取りし過ぎたかな?

いやあ、こう書いていて、何でいつの間に、こんなにこっちのコミックのこと知ってんのとつっこみたくなるほど・・・しかもあんまり読んだことないんだけどね。やっぱりパートナーによって汚染・・・ いや伝染させられるんやあとしみじみ 映画館でシルバーサーファーの像があったので、携帯で撮ってみた。が、やっぱり画像が悪いので、オフィサシャル用も。
 

そうちなみに、新しいシンプソンズの映画もするらしく、プロモーション用にポップコーンのバケツに使われとった。持ち帰ったものの・・・こんなんにいっぱい入っているポップコーンを食べれるとは日本では思いもせず。2人で、ひえっ〜


 
噂には聞いていた”Pan's Labyrinth"ですが、いい映画ですが、ダークでヘビーでしたね。久しぶりにスペイン語での映画。分かる気がするけど、分かんない。。。設定は第2時世界大戦後の1944年のスペインの田舎で、ファシズムと自由を求める反逆者の戦いが行われている。そして、主人公は、オフェリアというおとぎ話を信じる女の子で、母と一緒に軍の大尉である義父のもとへやってくることから始まる。実は見たばかりで、まだショックから回復中と言っていいのだろうか、言葉に上手く表現できない。

おとぎ話に出てくる特撮はすばらしいし、このキャラクターの創造性はすごいなあと思う。(おとぎ話というと、温かいイメージなのだか、ちょっとこの場合違う。。。)俳優も特にこの大尉役は、本当に納得できるほどかなり迫力のある悪役。監督はギエルモ・デル トロで、「ヘル・ボーイ」や「ブレイドII」の監督でもある。この人の想像力+創造力はすばらしいと思う。しかし、おとぎ話と言えども、現実的でもある。もうちょっとショックから立ち直ったら、もっとコメントができるかもしれない。いい映画であることには間違いなく、おススメ だけど、覚悟してご覧あれ
 
かなり遅ればせながら、また山田洋次監督のサムライもの『隠し剣 鬼の爪』(英名"The Hidden 愛 Blade")を見た。題名だけだと、英語と日本語のニュアンスが結構違う。鬼の爪は訳されていないので、邦題を見た時にはもっと激しい映画かと思った。

あえて、ストーリーのあらすじは言うのもよそう。というのも、作品としても、俳優にしてもあまり問題がない。が、この作品は私としてはがっかりした なぜかというと、『たそがれ清兵衛』と話の筋はとっても似かよっているからだ。どちらかと言えば、「隠し剣」の方がハリウッド化されているというのだろうか、結末が分かりすぎて面白くない。両方とも藤沢周平の小説からということだからもしれないが。。。(彼の小説を読んだことがないので、藤沢氏の特徴なのか、山田監督による脚本のせいなのか分からない。)だが、永瀬正敏や松たか子の演技はよい。東北弁でしゃべるのもいいし(東北出身の方はそうは思わないかもしれないけど。。。)、景色や小道具などの凝り具合はとってもいい。緒形拳や小林稔侍の悪役も味があっていい。あとは子役の演技も絶賛できる。だけど、何か物足りない。。。時代劇第二弾であるのは分かるし、同じような内容の時代劇を作るのにはそれなりに意味がある上でなのかもしれないが、その辺の深さがもっと分かればよかった。

あとは、やはり女性に対する描写はこの時代では仕方がないのかもしれないが、女中と主人の間の恋愛はありがちなような気がする。最後のシーンで、松たか子役が「命令なのでついていきます」っていうのは、ちょっとくさい気がするな。身分が違ったからそう言わざるを得なかったのかもしれないが、「清兵衛」の宮沢りえ役の方がもっと芯のある女性を描いている気がする。誰もがファンタジーを持っているからあれこれいうのも何だけど、その時代の設定なりにもっと違うように女性を表現してほしい。黒澤明や溝口健二の表現する女性の方が私にとってはもっと興味深い。もっと女性の人生や表現が現実的な気がする。

今回は辛口だけど、ほんと思ったよりがっかりしたので、私にはやっぱり ご覧になった方はぜひ感想をお教え下さいまし。


写真貼付けた後で、寝てしまいましたが "Dreamgirls" is Amazing これも当たり!ミュージカルになっていますが、みんな歌がうまく、パワフルで飽きません。ダイアナ・ロスはご存知ですか?そうあの、DIVAです。彼女がいたグループ "The Spremes"をモデルにしていますが、もちろんかなりフィクション化されています。そう、ビヨンセがこのいわゆるダイアナ・ロスの役ですよね。彼女もかなりのDIVAでピッタリでした。時々ふとしたアングルはダイアナ・ロスに見えることも!

The Spremesこと、映画ではDreamgirlsたちがアマチュアからデビューし、引退するまでがストーリーになっていますが、その間にいろんなドラマが起こります。ま、ストーリーは見てもらった方がよいでしょう。いやあ、よい役者がそろっていますね。しかも歌える!!(そう代役はいないんですよね。さすが)彼はそんなに歌わないのですが、ジェミー・フォックスはレイ・チャールズの映画でおなじみですよね。エディー・マーフィーねえ。すっごくいい味出してます。残念ながら、アカデミー賞は逃してしまいましたが、彼がとってもおかしくなかったですね。彼はやはり面白いだけでなく、いろんな才能がありますね ビヨンセはやはり美しい しかも、存在感を感じるオーラがあるのはやはりこの人ですねえ。最後のあたりですが、独立する前に歌う彼女はやっぱりあ〜、ビヨンセこの人も歌がうまいと感じました。そして、何といってもジェニファー・ハドソン 彼女が賞を取ったのは納得!!いやあ、パワフルですねえ。特にグループを離れ、追い出されちゃう時に歌う彼女はいやあ言葉では言い表せないですが、心にぐっとくるというのでしょうか、泣いちゃいます Soulがあるっていうのは、こういうことを言うんでしょうね。いやあ、歌がうまい。実際にいたフローレンス・バラードの話はとっても悲しいので、こういう終わり方でよかったんだろうと思います。いやあ、いい音楽が盛りだくさん。

この時代のR&BとかってやっぱりSoulがありますねえ。いやあ、いい音楽を聴くと心が洗われます。この映画もお勧め 見た人は感想教えて下さい。もちろん全然違う意見の人も歓迎!!

   

金曜日の夜に、DVDで"Flags of Our Fathers"(邦題:父親たちの星条旗)を見ました。(最近よく見てるって?)姉妹映画『硫黄島からの手紙』と同じくクリント・イーストウッド監督でアメリカ側から見た太平洋戦争の中でも硫黄島での戦いに焦点を当てています。実際に硫黄島で戦場で戦い、星条旗を掲げた一人ジェイムス・ブラッドリーの息子が父親の過去を探るという実話をもとにしています。実際のところ、戦争に対してこんなに批判的なものをハリウッドの映画で見たことはありません。特に第二次世界大戦や太平洋戦争に対しては、アメリカでは勝利を美化する傾向にあるので、意外性があって、新鮮でした。しかも日本でも硫黄島での決戦はほとんど聞いたことがないと思います。教科書にのっていましたっけ?そんな覚えも全くありません。負け戦争、しかもたくさんの兵隊が犠牲になった戦いはどちらかといえば敗戦後といえども、見て見ぬふりのことが多いのではないでしょうか。

実際にジェイムス・ブラッドリーを始め、三人の生存した星条旗を立てたアメリカ兵の復員後の話、そして彼らの戦場での回想をもとに話が進んでいきますが、映画はフィクションですが、実際に起こったことながら、今の私にとっては、超現実の世界のようにしか思えないほど残酷です。アメリカ側、日本側ともたくさんの若い兵士たちが死んでいく姿、もちろんきれいごとでは済まない、残酷性がアリアリと描かれて何とも言えない気持ちになりました。しかも、どこで撮影されたのかは知りませんが、火山の島、黒い溶岩からできた砂利は植物もあまりなく、何とも言えない場所だなと思いました。

しかも知りませんでしたが、この星条旗を立てた人たちは実際は2番目で1番最初に本当に立てた人たちは死んでしまって、このイメージ自体、そして生き残った3人は政治的な要素として使われていたと。映画によると、1番目の旗はあるアメリカの政治家が欲しがったからという理由らしいですが。。。何ともアホらしいですよね。生き残った3人たちはヒーローとして扱われたのですが、2番目に立てられて旗とも公に言えず、戦争から帰り、たくさんの仲間を失い、傷を負い、殺すか殺されるかという状況のもとに置かれた人々の気持ちはきっと参戦した人か戦争が行われた、もしくは行われている所でしか分からないでしょう。心的外傷後ストレスなどあることを一般の人には理解されず、ヒーロー扱いし、使い捨てられたのを見ているとサーリアル、現実を超えていますね。この辺はうまく描写されていたと思います。また、生き残りの中にいたFirst Nation(インディアン)であった彼はヒーローと言われながらも、根強い差別は変わらず、風当たりはまだまだ強かったのです。戦争に参加すれば、白人と同じようにアメリカ人扱いされるわけではなかったというのも、なかなかハリウッド映画では見られないので、現実的に描写していたと思います。このインディアン、アイラ役はアダム・ビーチという俳優さん。彼はカナダ出身で、なじみも深いのですが、彼の演技は見事だったと思います。アメリカでも結構活躍しているのですが、もっともっといろんなもので活躍して欲しい役者さんです

全体的に見てもの作品です。一つだけ言えば、始めは回想の場面と設定の場面がちょと分かりにくかった所は残念です。ちょっと生存者の一人の息子が急に出て来た気がしたので、この辺がうまく入っていればもっとよかったかも。ですが、お勧めです!!今度は『硫黄島からの手紙』を見る予定ですが、ちょっとすぐには気分的に見れそうにないですが、見たらまた報告いたしまする。乞うご期待

ようやくDVDで"The Queen"を見た。やはり、Two thumbs up! 面白かった 何と言っても、エリザベス女王について映画を作るのは勇気がいだろう。焦点はダイアナ妃が亡くなった時だ。女王の気持ち、ロイヤルファミリーの対応、トニー・ブレア首相とロイヤルファミリーのやりとりが描かれている。最初はダイアナ妃が死んだ時の女王やロイヤルファミリーの対応、格式張った伝統、象徴として存在するロイヤルファミリーを批判しているのかと思ったが、エリザベス女王に対して共鳴する視点なども描かれている。特に、エリザベスは若くして女王になり、50年以上も女王として君臨してきた。プライドがあるのも分かる。生まれた環境、父、ジョージ6世がなくなってからは女王になるしか選択肢がなかった。また、非難の的になっても、決してくじけない強さ。そんな女王からの視点からも描かれており、面白い。

しかし、振り返ると、ダイアナ妃の死には謎が多いが、彼女の人気、こんなに愛されていた人というのはなかなかいないだろう。一面に広がった花束、泣き崩れる人々、たくさんの人々が死を悼む様子を見るとやはり残念でならない。

また、皮肉な点だが、トニー・ブレアの当選当時の人気はとっても高かった。市民の人々は自由主義で保守的な面から脱出してくれるだろうと願っていたのかもしれないが、9/11のテロ事件があって以来、ブレアはブッシュ大統領にイラク戦争で戦力を貸すことに。。。たくさんのイギリス人は反対していたにも関わらず、参戦する選択をしたことによって、彼の人気はぐっと下がり、今年で引退することに。(多分、ブレア自身は、戦争に参加したくなかったように思うが、資源の少ないイギリスはアメリカと参戦することによって、資源確保を考えたに違いないが。。。)そう、エリザベス女王が言っていたように、最初は人々は好きだけど、人気が下がり、非難されるのも時間の問題と。。。皮肉なことだ。。。しかも、メディアに左右されていかなければいけない。。。

と違う視点からも見れるので、興味深いと思う。(また笑えるところも)

それに、どう考えても、ヘレン・ミランの演技は絶妙だ。歩き方、しぐさ、しゃべり方など見ていると、エリザベス女王にしか見えない錯覚に陥る。そして、夫役のプリンス・フィリップはジェイムス・クロムウェル。彼もかなり頑固オヤジのいい味が出ている。(私にはスタートレック:ネクスト・ジェネレーションシリーズの映画『ファースト・コンタクト』のドクター・コックロンの印象が強いのだが。。。)トニー・ブレア役もかなり研究しているようだったし、チャールズ皇太子役も微妙な演技が最高だ。配役はかなり充実していて、演技のうまさは際立っている。賞をとるのも分かる。

かなりお勧めの作品です。

余談:カナダではやはりイギリスのロイヤル・ファミリー、エリザベス女王というのは、敬意をもって考えている人が多い。というのも、カナダは英連邦諸国(Commonwealth)の一国だからだ。(悪く言えば、大英帝国の植民地だった。。。もしくはフランスも。なので、ケベック州はその名残)なので、カナダの20ドル紙幣はエリザベス女王ですね。
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女性
趣味:
ランニング
自己紹介:
20代前半にカナダに移住、はや11年目を迎え、まだまだ風来坊です。大学院留学、英語講師の経験を経て、また30半ばにして学生生活へと戻るべく準備を進めています。5月に初マラソン完走!更に走り続ける。。。
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