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カナダ・アメリカの生活、ランニング、映画、SF、政治、オタク度何でもあり。続けられたらよし。
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今週はちょっとブログさぼり気味。眠り姫でした。

「あにょん・さよなら」なんですが、イ・ヒジャさんという韓国人女性と日本人男性活動家の古川さんとの出会いから始まりますが、なぜこのヒジャさんがこんなに怒りがあるのかという疑問から始まり、そして一緒に彼女のお父さんの行き先を探して行きますが、日本軍として戦い、中国で戦死したということが分かり、靖国神社に合祀されていました。

ヒジャさんの背景のストーリーをアニメーションで伝えたりと工夫がされていましたが、彼女だけの話ではなく、お兄さんを戦争で失ったという日本人女性の話も織り交ぜられ、彼女のお兄さんも靖国神社に合祀されていました。そして、この彼女とヒジャさんも出会い、一緒に千鳥戦没者墓苑に行ったりします。そして、靖国神社の戦犯の合祀や忠魂碑の撤回などを活動している人たち、韓国で強制労働を強いられ苦しんだハンセン病者たち、逆に右翼側、大東亜戦争の肯定論者などいろんな方面から同じ問題を見ているのは、よかったと思います。

ヒジャさんのお父さんが戦死をしていた場所が分かり、そのいく途中で南京により、南京大虐殺の博物館に行った所はやはり見るに堪え難かったです。そして、お父さんの亡くなった小さな街の病院跡で供養しますが、気丈だった彼女もここでは感情が抑えられなかったようです。ここでは、すこしひと区切りできたようですが、まだまだ靖国神社の合祀が取り下げられるまで、彼女の戦いは続くでしょう。

もちろん、日本政府は被害者に対して、正式な謝罪も賠償もしていませんが、韓国政府もつい90年代になってようやく被害者の調査機関を作ったようです。そんなヒジャさんの支えになったのは、彼女を助け、平和活動を地道にしている日本人に救われたということでした。その話を聞いて正直少しほっとし、希望が見えて来た気がしました。「悲しい過去にさよなら、平和な未来にあにょん(こんにちは)」という名目で、このタイトルがつけられたようですが、草の根で活動している人たちがこうやって力になっているのに、こういったタイトルはふさわしいのかもしれませんね。

いろいろ書いてみましたが、うまく描写できないので、映画を見てもらった方がいいと思います。また靖国神社の問題についてなぜこれが問題なのか分からない人も見てもらってら、少しでも理解が深まると思います。
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20代前半にカナダに移住、はや11年目を迎え、まだまだ風来坊です。大学院留学、英語講師の経験を経て、また30半ばにして学生生活へと戻るべく準備を進めています。5月に初マラソン完走!更に走り続ける。。。
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