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カナダ・アメリカの生活、ランニング、映画、SF、政治、オタク度何でもあり。続けられたらよし。
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今学期はずっと日本の女性作家を読み続けていますが、もちろんセックス盛りだくさん。それは面白くていいんですがね。吉本ばななの「キッチン」を除いては。最近のものはよんでいませんが、とってもクリーンなイメージですよね。たとえセックスが出てきても・・・(あったっけ?)

先週は桐野夏生の「グロテスク」、今週のために長谷川純子の「The Unfertilized Egg」(不受精卵? 日本語の題名が見つけられなかったけど・・・)を読みました。「グロテスク」の英語版は実は私の教授が翻訳しているんです。キャラクターの中に「和恵」というキャラクターが出てきます・・・漢字まで私と同じです。東電OL殺人事件がもとなんですが、売春婦で殺されている役です。それは結構笑えるんですけどね。だけど、エリートOLだったのに、なぜ売春をやっていたとか桐野夏生はその辺の心理も描き、彼女は色んな社会、政治問題も含めて書いているけど・・・ 何だか・・・ 考えちゃいます。この長谷川純子のも、会社の社長(若気だけど・・・)と不倫をしていて、彼が出生している間に首になり・・・どうにか三代続けて「午年のB型の女の子」を生もうと受精卵を作ることを考える・・・ 白い卵の夢なんかが出てきたりして・・・ 結構奥深いと思いますが・・・

考えちゃうのは、30代後半の未婚の女性のもがきというか、あがきというのかが描かれていて、おかしい所は笑えるんだけど、実際あまりにも自分に近い存在な気がして笑えない・・・ 結婚しなければ、母親になれば何とか社会からはみ出ないで生きていける気がするって感じね・・・それに身体的な焦り・・・笑えね〜・・・ 

日本って男にも女にも厳しいと思うんだけどさ・・・ この年代になると、明らかに若さでは補えなくなってくるから、こんなになっちゃうのかと思うとちょっと悲しいね。だって、どこの国でもそうだけど、女の人は「見た目」「美」「若さ」で判断される。男の人は、年取ってもそれに変わるもので判断されるからな。だって、年取るのは避けれないからね。だから、ワイフじゃなかったら、せめて母親っての分かるんだよね〜、特に日本だったら・・・ 結婚、面倒くせ〜っていうのが正直な話なんだけど、日本にいたらとりあえずフリしちゃうかも・・・風当たりが強くならない気がするよ・・・ 

と読んでたら、ちょっと悲しくなっちまいました。何だか日本って実際のところ戦後あんまり変わってない?って気がする。まあ、戦後すぐに生まれてないから知らないけど。

だけど、長谷川純子って知らなかったんだけど、「発芽」っていうのは、読んでみたいかも、クリトリスが発芽するらしい。これは結構面白そうだけどな〜。(彼女1966年生まれだから、結構ジェネレーションが近いかな・・・)
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20代前半にカナダに移住、はや11年目を迎え、まだまだ風来坊です。大学院留学、英語講師の経験を経て、また30半ばにして学生生活へと戻るべく準備を進めています。5月に初マラソン完走!更に走り続ける。。。
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