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カナダ・アメリカの生活、ランニング、映画、SF、政治、オタク度何でもあり。続けられたらよし。
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昨日からバージニアで起こった乱射事件のニュースで持ち切りだ。何とも言葉には言い表せないほどひどく恐ろしい事件だ。32人の命が一瞬にして絶たれ、まだ何人もの学生が重傷を負っている。誰もが自由に出入りできる学びの場の大学のはずが。。。コロンビアハイスクールの事件、そしてたった去年の9月に起こったモントリオールでのドーソンカレッジ、遡れば1989年にもモントリオールでは、工科大学の14人の女子大学生が銃撃された。教育の場での銃撃事件は後が断たない。

今日になって容疑者らしき人物が浮上した。韓国から移民した学生だったらしい。(アメリカで育っているのに、犯人はやはりアメリカ人にはならず、韓国人なんだ。都合が悪い時にはそうなるのか。。。)いつも無口で、一人だった彼は、何を思ってこんな残酷なことをしたのか。多分誰しもが何故?と思っているに違いない。特に被害者の家族はどうしてこんなことになったのか納得がいかないに違いないだろう。まだ事実がはっきりとせず、疑問ばかりが上がってくる。

しかし、ここのバージニアで、こんなに簡単に銃が買えなければ、こんな事件は起こらなかったかもしれないと頭をよぎって仕方がない。銃の登録をしなくても簡単に手に入る。やはりここに問題があるのではないかとも考えざるを得ない。だが、アメリカでは銃を手に入れようと思えばどうにかして得ることができるとのこと。それでは、銃規制をしたところで変わるのだろうかとも思える。

銃保持賛成派は、学生も銃を持って自分の身を守るべきだという。どこに行くのにも銃、学校までも銃を持って行かなくてはならないと思えばかなり淋しい社会のような気がする。

この事件を聞いて、大阪での池田小学校の事件が頭をよぎって仕方がない。銃ではないが、いとも簡単に見知らぬ人や犯罪者予備軍が教育の現場に入れるという安全性の問題を考えさせられる。そして、加害者の社会からかなり隔離された考え方。どうしてもこの事件と重なってしまうところがある。バージニアの容疑者もほとんどの人とコミュニケーションを取らず、大学にいながらも社会から隔離された状態。そんな人を見て見ぬ振りをしている私達にも責任があるのでは。だが、どうすればいいのかという解決法には私もどうしたらいいのか今の時点では思いつかない。果たして解決案があるのだろうか。

教育の場で、銃撃事件にそなえた予行演習を行っているところもある。学校の建物自体を銃からシャットダウンできるものにするのか。。。とは言ってもすべての設備が整うには時間がかかるに違いない。これも一時的な予防策にしかならないのでは?

かなり悲惨な事件だが、亡くなった人の家族のことを考えると胸が痛い。このような時間が二度とおこらなればいいが、それはきっと私の楽天的な考えなのであろうか。
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むむむ!
本当に痛ましい事件がまた起こってしまいましたね。それも学び舎で。犯人と直接かかわりもなにもない、落ち度も罪もない人が命を奪われるこの異常な状況をなんと形容したらいいのでしょうか。自分の欠点を直視できなかったがため、周りの人を憎み、暴挙に出ることで苛立ちを晴らそうとし、ついには自分の命をたってその責任から逃れる。理由がはっきりしない限りこの結果は卑怯極まりないものと思います。銃社会、簡単に購入でき、その威力を自分のエゴのために使用する。あー、なんてむかつく手段だ!
私も同じです、これ以上悲惨な事件が起きないことをただただ祈るのみです。犠牲者のみなさんのご冥福とご家族の痛みが少しでも癒されることを願います。
Surume 2007/04/20(Fri)02:59:53 編集
Re:むむむ!
そうだね。確かに罪のない人の命を奪い、自分は自殺をして責任を逃れるというのは許せないことだと思う。もっと犯罪者のことがいろいろ分かってきたらしいよね。ビデオが出て来たり、しかも精神病で他人にも自分自身にも危険だからということで、医療側からは病院で治療をということだったけど、法廷ではこのあと何もなく、普通の生活に戻ってしまった。そして、この事件が起こった。ここで治療が行われていたらと思うとこの事件は起こらなかったのではとも考えてしまう。何故ここでかれは病院で治療を受けさせられることにならなかったのか疑問が残る。。。
ISIS  【2007/04/20 03:31】
うーん・・・
日本でも、かなりニュースになってます。この事件のせいで、アメリカに住む韓国系の人々が冷たい視線にさらされていると聞くと、とても悲しく思います。Isisさんの言うように、都合の悪い時だけアメリカ人ではなく韓国人として扱われる。何なんでしょうね。 これからアメリカが今の銃社会に対しどのような行動を取っていくのか注目したいと思います。
キリコンブ 2007/04/21(Sat)00:54:29 編集
Re:うーん・・・
日本でもやはりかなり報道されているよね。カナダでもそうです。毎日のように報道されていますが、彼のビデオが報道されたりとかしていますが、過剰な報道は嫌悪する気持ちを余計助長しかねないのかもと思います。新しい情報があれば報道する義務があるんでしょうが、もっといろんな視点から報道してもらえるといいなと思います。そうですね、キリコンブさんの言うように、アメリカが銃社会に今後どんな対応をしていくのか、気になるところですね。
ISIS  【2007/04/21 02:16】
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20代前半にカナダに移住、はや11年目を迎え、まだまだ風来坊です。大学院留学、英語講師の経験を経て、また30半ばにして学生生活へと戻るべく準備を進めています。5月に初マラソン完走!更に走り続ける。。。
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